ソフトバンク松坂大輔投手(35)が9日、筑後室内練習場でシート打撃に登板した。

 288日ぶりの実戦となった3日の韓国・斗山との練習試合(宮崎アイビー)から中5日。右の猪本、左の牧原2人を相手にのべ15人対戦。4安打、1奪三振。最速は143キロ。小さな変化球で2本バットをへし折った。

 松坂は「前回の試合より少しはよかった。いいボールは変わらない。カットボール、シュート。スライダーは前回よりよかったが、曲がり具合がまだカーブに近い。スピードも上がると空振りも取れる」と反省ばかり。

 だが、倉野投手総合巡回コーチは「威力がある。米国でいろいろな経験をして動かすボールを覚えてきた。明らかに打者が嫌がる武器を持っていると思う」と、多彩な球種で抑えるスタイルを評価していた。