立大の熊谷敬宥(たかひろ)内野手(3年=仙台育英)が、リーグ戦1号で勝ち点奪取に貢献した。

 初回無死一塁から、初球のストレートを左翼席に運ぶ先制2ラン。「初球から転がすことを考えていた。(公式戦の本塁打は)高3春の東北大会以来。歓声がすごかった」と喜んだ。溝口智成監督(48)は「開幕前のオープン戦でもチーム断トツの首位打者だったが、ホームランとはびっくりした」と目を細めた。

 仙台育英で2学年の下の後輩にあたるロッテ平沢大河内野手(18)に「守備だけは負けない」と言い切る遊撃手が、バットでチームを勢いづけた。平沢にはプロ入り前に食事をごちそうしたといい「なぜか自分が払ったけど、あいつも頑張っている。大学で優勝したい」と意気込んだ。