広島黒田博樹投手(41)が7日、マツダスタジアムで調整を行った。球場内で体のケアやウオーミングアップなどを行うと、グラウンドではランニングで汗を流した。

 6日は金沢での中日13回戦に先発するも、6回7安打3失点で今季4敗目。日米通算200勝は持ち越しとなった。前回金沢で登板したプロ1年目、97年7月1日阪神戦も今回と同じ6回7安打3失点で敗戦。「19年前はプレーボールから9連続ボールで、2者連続四球だった。そういう意味ではちょっと成長したのかな」と当時の自分と比較し、笑いを誘った。

 あの日から195勝を積み重ね、あと1勝で大台に到達する。「節目の記録ではあるけれど、1勝目も10勝目も同じ価値がある。それだけ大変な思いをして投げてきた」。記録達成に足踏みも、気持ちはすでに次の登板に向いている。

 次回登板は中6日で、前半戦最終戦の13日巨人戦が濃厚。地元ファンの前での記録達成を目指す。