兄貴に続く! ルートインBCリーグ福島ホープスの貴規外野手(23)が、NPB復帰に猛チャージをかける。現在39試合に出場し、3割2分9厘は4位、安打55本は2位タイと好調を維持している。NPBの支配下選手登録期限の7月31日まで時間は限られているが「戻ることしか考えていない」と強気にバットを振り続ける。

 5日に兄のヤクルト由規投手(26)が右肩痛を乗り越え、育成契約から支配下選手に復帰。9日の中日戦(神宮)で5年ぶりに1軍のマウンドに立つ。先月22日の巨人との2軍戦で好投した時には貴規が「野球の神様はちゃんと見てたんだね」とLINEを送ると、由規からは「絶対あきらめるな! 気持ち切らさずやれば大丈夫」と返信が返ってきた。

 今日7日の敵地新潟戦を含め、7月は15試合しか残ってない。「由規の1軍登板が決まったと同時に自分の調子も上がってきた。このままこの波に兄弟で乗って行ければ」。ヤクルトを退団した際、野球をやめようとした貴規を必死に説得したのは由規だった。今度は自分がNPBに復帰して、由規をもり立てる。