点差は関係ない。7回無失点の阪神先発青柳を受け、8回に藤川球児投手(35)、9回にラファエル・ドリス投手(28)がパーフェク救援。巨人を1安打で完封した。藤川は3者連続三振で、2日中日戦(ナゴヤドーム)に続き1回3奪三振。火の玉の勢いが増してきた。
阪神復帰後初の1回3連続奪三振が、完全復活のアピールだ。藤川は8回先頭鈴木を149キロで空振りに斬った。続く相川は5球連続真っすぐで押してから、もてあそぶように120キロのカーブで空を切らせた。最後は橋本到の内角高めに、149キロの釣り球を投じて三振。「キャッチャーがいいリードをしてくれたのでね」。伝統の一戦では37年ぶりとなる1安打完封リレーに一役買った元守護神は、涼しげに言った。1イニング3者三振は12年5月30日のロッテ戦以来4年ぶりだ。
6月24日の広島戦では、新井に内角高めの真っすぐを逆転2点三塁打にされた。もはや全盛期のような姿は見られないのか。だが、球児はもう1度火の玉を磨いて帰ってきた。「自分たちのできることは限られているのでね」。2日中日戦も1死球をはさんでビシエド、ナニータ、堂上の3人をストレートで空振り三振。6月28日DeNA戦の筒香の見逃しから、アウトは7人連続で三振だ。
連敗は止めたが、今日8日にも自力優勝が消滅する危機に変わりはない。だが、球児にも男の意地がある。「このままじゃ、いけないんでね。後半戦に向けて上げていきたい」。7月に入って2試合連続の1回3奪三振。火の玉復活で、さあ真夏の大逆襲だ。【松井清員】



