右股関節の形成手術から復活を目指す巨人杉内俊哉投手(35)が19日、3軍対BCリーグ・武蔵戦で364日ぶりに実戦復帰を果たした。

 先発マウンドに立ち、独特のゆったりとしたフォームからの投球を披露。左打者が並ぶ相手打線に対し、スライダーで1、2番を連続空振り三振。ムニョスにスライダーをひろわれ、右翼線に二塁打を浴びたが、最後は134キロの速球で二飛で切り抜けた。1イニングを15球で締め、最速は137キロだった。「1年ぶりで懐かしかった。ちょっと緊張したけど、ケガなく終われて良かった。もう少し捕手ミットへの一押しがほしい」と手応えと課題を感じていた。