過去3度の最多セーブ、1度の最優秀中継ぎ投手に輝いた日本ハム武田久投手(37)が、今季初昇格した。出場選手登録されるのは14年7月8日以来2年ぶり。昨年3月に左膝、同8月に右膝を手術。昨季はプロ14年目で初めて1軍登板なしに終わった。

 今季も開幕は2軍スタートで、イースタン・リーグでは登板14試合で防御率1・88。久しぶりの1軍の舞台に「試合で投げる時は緊張すると思う。今は普通ですけど」と、試合前練習を終えると冷静に現在の心境を明かした。栗山監督も「久の顔を見て、こっちも気合が入ったなぁ」と、待ち望んでいた1軍復帰を喜んでいた。