今季中日に加入し、右肩痛に苦しんでいたファン・ハイメ投手(28)が28日、ウエスタン・リーグで実戦デビューした。

 ナゴヤドームで行われた広島戦で6回に2番手で登板。1回を打者5人、1安打1失点の内容だった。

 セットポジションでの静止が不十分としてボークもとられた。それでもエルドレッドに対して151キロを2度マークし、遊ゴロにしとめるなど速球で押し込む力強さがあった。「体に痛みがなかったことがまず一番大事。回数を重ねるごとに速くなると思う」と笑顔を見せた。

 昨年、米国で最速103マイル(約165・7キロ)を3度出したという話題の速球派。調子を上げていけば1軍のセットアッパー候補に名乗りを上げる可能性はある。