西武が完敗を喫し、借金は再び今季ワーストタイの17となった。

 先発の高橋光成投手(19)が3回2/3を5失点(自責4)でKO。1回に先頭への四球から先制を許し、3、4回も失点を重ねた。14年10月1日ロッテ戦以来の先発マスクをかぶった森とバッテリーを組むも結果につなげられず。ボール先行の苦しい投球から立て直せなかった。「自分のリズムで投げることが出来ず、球数も多くなり、野手の皆さんに迷惑をかけてしまいました」と唇をかみしめた。

 自身7連敗で8敗目。6月2日DeNA戦から勝ち星のない右腕に対し、田辺徳雄監督(50)は「必ず(失点の)ヤマをつくるというか…。もともとコントロールがビシビシじゃなくて、適度に荒れて抑える投手だけど、今日はストライクとボールがはっきりして、カツカツで(ストライクを)取りにいった球を痛打された」と厳しい表情。最下位オリックスとは0・5ゲーム差となった。