日本ハム大谷翔平投手(22)が投手として復帰マウンドで、自己最速タイの163キロをマークした。約1カ月半ぶりの実戦登板は2回2安打1失点で降板。38球を投げ、160キロ台は11球だった。

 先発登板は7月10日ロッテ戦(札幌ドーム)で右手中指のマメをつぶして以来。実戦登板は中継ぎ登板した7月24日オリックス戦(同)以来となったが、初回から160キロ台を8球。2回にも3球計測した。1回に先制点を許したが、その裏に味方打線が逆転してくれた。投球内容は以下の通り。

 <1回> 先頭の荻野へ、初球に156キロ直球でストライク。場内から大きな歓声が上がった。2球目からは159キロを3球続けて二ゴロ。2番岡田には161キロ直球をバットに当てられ、三塁への内野安打。3番角中は161キロ直球で遊ゴロ。2死二塁となり迎えた4番デスパイネには全球160キロ超えの直球で真っ向勝負。初球161キロ(ボール)、2球目は162キロ(ファウル)、3球目は160キロ(ボール)、4球目は160キロ(ファウル)、5球目は163キロ(ボール)、6球目は161キロを投じたが、右前適時打を浴びた。5番福浦は、この日初めて変化球を投じ、143キロのフォークで二ゴロに抑えた。

 <2回> 6番細谷は158キロ直球で見逃し三振。7番鈴木は145キロフォークで遊ゴロ。7番金沢は145キロフォークで空振り三振。3者凡退に抑えた。