巨人内海哲也投手(34)が、3年ぶりの2ケタ勝利を逃した。両コーナーを丁寧について、7回3安打無失点と好投。8回に味方が先制点を奪って勝利投手の権利を得て降板したが、9回に守護神沢村が逆転サヨナラ負けを喫して10勝目が消えた。それでも内海は「いい投球ができたと思う。真っすぐも変化球も良いバランスでしっかり腕を振れた。(10勝目を逃して)残念だけど、自分の投球ができたのは収穫。CSで投げる機会があれば粘り強く投げたい」と、落ち着いた表情で振り返った。

 8回に自身の代打で先制打を放った長野には、11年最終戦での代打逆転サヨナラ満塁弾で初の最多勝獲得をアシストしてもらっており「良い縁があるみたいなので、これからもお願いしたい感じです」と話した。