ソフトバンクは本拠地最終戦を快勝で飾り、試合後のセレモニーで工藤公康監督があいさつ。

 「シーズンの結果は2位に終わりましたが、我々の戦いはこれからです。ファースト、ファイナルを勝って、最終的な目標は日本一、V3です。ファンの皆さんの前で、達成すべく、一生懸命がんばります」。

 この日レフトで起用した明石については「シーズンでも使ったし、彼の打力を考えるとね。いける手応えはあった」と守備に合格点を与えた。

 内川や松田ら主力に長打が出て、打線はV逸のショックを見せず「打つべき人が打ってくれた。ファンに本拠地最後の試合で勝利を見せられたのが、何よりもよかった」。

 松坂が今日1日から1軍に合流することが決定。

 「仙台に連れて行く。状態が上がっているのは間違いない。チャンスを与えたい」と明言し、短期決戦での起用については「結果を見させてもらう。気合の入った状態で彼の球を投げれば、来季に向けての自信になる。そこ(CS)も含めて、可能性はある」と否定しなかった。

 その他の一問一答は以下の通り。

 ─松本が1軍デビュー

 工藤監督 (明らかな)ボール球が1つもなかった。2軍では夏場から自分の感じを取り戻して、打ち取れるようになった。楽しみな選手が出てきた。

 ─中田は6回を1失点

 工藤監督 ボールの強さが出ていた。調子はいい。(今後は)どこで投げるか分からないが、彼の力は必要だと思う。

 ─柳田が報告にきた

 工藤監督 ティー(打撃は)振れるようになったみたいだが、全力で振ると痛みが残る。

 ─ファーストステージは

 工藤監督 一番のパフォーマンスはフルスイングできること。納得するスイングができればね。