新人王へ最後までアピールを続ける。左脚の張りのため、9月30日のソフトバンク戦を欠場した楽天茂木栄五郎内野手(22)が、「5番・遊撃」でスタメン復帰を果たし、いきなり結果を出した。

 初回、2死一、三塁と先制の好機で、ディクソンのナックルカーブを中前に運んだ。「ストライクがくると思っていたので、バットに何とか当てようと思っていた。甘い球だったが、チャンスで打てないことが多かったので1本打ててよかった」と、安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 新人王候補の茂木に残されたチャンスは、あと3試合。「体の疲労やけがで試合に出られない日もありましたけど、スタメンで使ってもらえるなら、チームに貢献できるプレーをしたい」。シーズン終了まで高いモチベーションで戦う。