楽天が敗れ、最終戦を残して5位が確定した。

 初の10勝目をかけて先発した美馬が、初回に2失点など出だしからつまずいた。それでも直訴で8回のマウンドへ上がったが、1死一、三塁のピンチを招いたところで救援を仰いだ。7回3分の1、12安打4失点で9敗目。打線は8回にウィーラーの2点適時打で追い上げるも、ロッテの継投策で振り切られた。

 梨田昌孝監督(63)は「なんとか美馬に勝ちをつけてもらいたかったし、本人も行けるというので8回も続投させたが、ボールは正直だった。(前回対戦で頭部死球を与えた)清田が1番で、外中心の配球に踏み込まれたというのもある。5位という現実は受け止めなくてはいけないが、まだやれることはある。明日また、きちっとした野球をして終わりたい」と最終戦に向けて切り替えた。