巨人二岡智宏2軍打撃コーチ(40)が来季1軍打撃コーチに昇格することが10日、有力となった。現役時代に強打の遊撃手で鳴らした同コーチは今季から2軍での指導者生活をスタート。的確な技術指導で選手からの信望も厚く、CSでも2戦で先発出場したルーキー山本らの若手育成に一役買った。1歳上の高橋監督とも現役時代をともに戦い、コミュニケーションは深い。

 今季1軍はリーグ3位の打率2割5分1厘、同4位の519得点。開幕前のスタッフ会議で打率2割6分5厘、1試合平均4得点(総得点で572得点以上)を数値目標として掲げたが、遠く及ばず昨季15年の2割4分3厘、489得点から微増にとどまった。打力向上が課題となって浮き彫りになっているが、打撃部門の改造で改善を狙うとみられる。