「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が今日20日、都内で行われる。

 ソフトバンクが「バンビ2世」こと東邦・藤嶋健人投手(3年)をリストアップしていることが19日、分かった。春夏連続で甲子園出場を果たし、9月のU18アジア選手権でも高校日本代表として、活躍した。投打ともにプロ球団から注目されており、球団側は野手として、高く評価。本人も三塁の守備練習を行っており、将来の主軸候補に挙がる逸材だ。

 この日、工藤公康監督は編成会議で、内野手の指名を要望したことを明かした。「高田や牧原にケガがあった。内野について話したが、(球団も)イメージしてもらっていた」。数年後には本多や松田がベテランの域にさしかかるため、世代交代を見据える必要がある。捕手も含め、編成部門もそこは考慮し、リストアップ作業を進めてきた。高校通算49本塁打を誇る右の強打者を指名できれば、面白い存在になる。

 ◆藤嶋健人(ふじしま・けんと)1998年(平10)5月8日、愛知県豊橋市生まれ。東邦1年夏に主戦格として甲子園出場、日南学園(宮崎)に勝利。77年準優勝時の坂本佳一にちなみ「バンビの再来」と騒がれた。今春センバツは2回戦敗退。今夏は北陸(福井)戦で本塁打、三塁打、二塁打2本の“サイクル超え”。最速146キロ。176センチ、80キロ。右投げ右打ち。