日本ハムがサヨナラで広島に3連勝し、10年ぶりの日本一に王手をかけた。同点の9回に広島守護神の中崎から、西川遥輝内野手(24)が満塁本塁打を放った。

 西川はお立ち台で涙をこらえられず「何が起きたかわからないくらい興奮しています。岡さんがああいう形で死球を受けて、燃えるものがありましたし、チャンスで自分を打席に送ってくれた監督に感謝しています。頼むからいってくれと思いました。興奮していたので、叫びすぎてのどがかれてしまいそうなくらいです。ファンのみなさんがあそこまで運んでくれたと思います。自分にとっても、ファンのみなさんにとっても最高の形になったと思います」と話した。

 29日からは再び敵地の広島に乗り込む。「全員で広島行くぞ~」と大声で叫び、締めくくった。