右股関節の形成手術から復活を目指す巨人杉内俊哉投手(36)が2日、川崎市のジャイアンツ球場でブルペン投球を行った。高橋由伸監督(41)が見守る前で、50球投げ込んだ。スライダーを織り交ぜながらの投球に、杉内は「監督が見ていたから緊張しました」と言いながら「来年の春に向けて、いい状態に持って行くだけ」と、来季を見据えた。

 5日から始まる宮崎秋季キャンプメンバーに入っているが、実戦について尾花高夫投手コーチ(59)は「考えておりません。状態が上がることを最優先でやってくれればいい」と、焦らずに復帰を支えていく。