飛ばし屋軍団結成だ! ソフトバンク柳田悠岐外野手(28)が10日、来年1月にグアムと広島で行う自主トレに長打力のある真砂と黒瀬を同行させると明かした。グアムでは来年もオリックスからFA宣言した糸井とともに練習する予定。プロ6年目で初の「弟子帯同」自主トレとなる。

 「僕も糸井さんをはじめ、いろんな選手といい環境でやらせてもらい、勉強になることがたくさんあった。彼らにも勉強してほしい」

 U23W杯で4本塁打を放ってMVPに輝き、この日宮崎キャンプに合流した右打ちの真砂は、藤本1軍打撃コーチが「ミギータ」と名付けた期待の若手長距離砲。柳田も「MVPはすごいこと。レギュラーになるくらいの力がある」と認める。弟子入りする真砂は「間近でできるいい機会。ボールに対してどうバットを入れていくのか学びたい」と、目を輝かせた。

 プロ1年目で高校通算97本塁打の黒瀬も、この日のシート打撃で工藤監督が見守る中、フルスイングで柵越え。藤本打撃コーチの推薦もあり弟子入りを志願した。「打撃を教えてもらいたい」と熱く語った。

 工藤監督も「実績を残している選手から何かを学んでほしい。心構えとか、普段の生活から見ていて学べるものもある」と、柳田組の結成を喜ぶ。2人が今後、力をつけて定位置をつかみとれば、3人で計100発の豪華重量打線が完成するかもしれない。【福岡吉央】