日本ハム栗山英樹監督(55)が15日、都内の外国特派員協会で記者会見を行い、海外メディアから質問を受けた。鋭い質問が飛んだのは、会見中盤。今年2月に行った米アリゾナキャンプの成果を話し「ファイターズは人として成長も促そうとするチームです」と答えた次の質問だった。「選手を育てていくということですが、斎藤佑樹投手はなぜダメなんですか?」。今季未勝利に終わった斎藤に関する“直球”が投じられた。

 栗山監督は苦笑いしながら「僕が悪いんです」と話し出した。早実、早大で日本一になった斎藤の最も評価している部分を「勝ち方を知っていること」とし、「プロのレベルになったときに、思うような投球ができるときと、できないときがある。その割合を高めていかないと」と見据える。

 数日前には本人と直接「面談」したことも明かし、「本当に何とかしないと。時間をください。なんとかします」と、来季の巻き返しを約束していた。