西武渡辺直人内野手(36)が6日、西武プリンスドーム内で契約更改交渉に臨み、200万円ダウンの年俸5000万円でサインした。

 西武移籍4年目の今季は70試合に出場。打率3割9厘、出塁率3割5分2厘の好アベレージを残した。5月に左太ももを痛め、約1カ月半の戦線離脱はあったが、貴重なユーティリティープレーヤーとしてチームを支えた。「球団からは必要な戦力と言っていただきましたし、試合数はちょっと少なかったですが、しっかりいい結果を残してくれた、と言っていただきました」とうなずいた。

 3割超えの打撃については「結果ばかり欲しがらず、場面場面の仕事を理解して、それを最後まで徹することが出来たかな、と思う」と自己分析した。

 来年で37歳。上本と並んでチーム最年長となるが「野球が好きですし、もっとうまくなりたいと思って練習する。年はいってるように思いますが、まだ老け込む年じゃない」ときっぱり。今季は一塁、三塁、遊撃で先発を務め、計47試合にスタメン出場した。「試合に出れるなら、ポジションへのこだわりはない。スタメンで多くの試合に出たい。出た試合で結果を積み重ねることで、(先発)試合数も多くなると思う。隙を突いて頑張ります」と力を込めた。

 来シーズンの目標には、リーグ優勝、日本一を掲げた。「監督も変わったので、あらためて自分に求められることを理解して、自分の力を発揮していきたい」と、強い決意を示した。(金額は推定)