さぼってたらゲラウッ! 阪神金本知憲監督(48)が来年2月1日のキャンプ初日に厳罰を含めた筋力チェックをすることが分かった。強化指定した20人以上の若手選手に、キャンプまでの筋力アップ・ノルマを設定。クリアできない場合、最悪なら甲子園への強制送還も辞さない厳しい姿勢を打ちだしている。新人王の高山ら若手選手は懸命に、トレーニングを続けている。
「挑む」の新スローガンの下、反攻に燃える金本監督の思いは、選手たちに1つの形として通達されていた。強化指定選手の視察で鳴尾浜の2軍施設を訪れた権田トレーナーが明かした。
「しっかりとやってきて、2月1日から万全にやれる体を仕上げる。それができていないものにはペナルティーを科する。(強制送還も)それぐらいのことはされるんじゃないんですかね。やる気がなくて来るんだったら」
重い重いペナルティーが待っている。オフ期間に伝えた目標を達成できていなければ、最悪の場合、キャンプ地から甲子園への帰還が命じられる可能性もあるという。権田トレーナーは「それぐらい強い意志を持ってトレーニングに臨んで欲しいという監督からのメッセージです」と語る。
選手たちに指令しているのは、バーベルを背負ってスクワットを行う「バーベルスクワット」の数値アップだ。11月の秋季キャンプで、各選手の体重の2倍以上のウエートを目安とし、8回以上スクワットできる重量を設定。2月1日までにはそこから120%の重量でこなすのがノルマとなっている模様。20人を超える指定選手のうち、すでに高山や板山ら数人は、1度はノルマをクリアしている。だが、少しでも気を抜けば瞬く間に逆戻りしてしまう。高山が「ここで休んでしまったら今日までやってきた意味がない」と気を引き締めると、板山も「来年いい思いをするため必死にやりたい」と安心感はない。
キャンプ前、1月上旬にも中間チェックを行う予定だ。それでなくともキャンプ地離脱の厳罰を思えば、トレーニングにも自然と力が入る。指揮官のメッセージを受け取った若虎たちが、黙々と、筋力アップに励む。【梶本長之】



