オリックス吉田正尚外野手(23)が21日、アテネ五輪男子ハンマー投げ金メダリストの室伏広治氏(42)に「弟子入り」をお願いしていることを明かした。「すごいアスリートですからね。昔から尊敬しています。いずれは会って話を聞ければと…。実現できればいいですね」。関係者を通じて室伏氏に希望を伝え、返事待ちの状態だという。

 室伏氏は同競技では世界的に軽量の部類ながら、驚異的な身体能力から繰り出す高速回転で頂点に立った。フルスイングが身上の吉田にとって、目指すスイングスピードの向上には最高のお手本だ。今季は4カ月間の離脱があったため、故障しにくい肉体づくりのアドバイスももらう計画だ。

 「自分の体をうまくコントロールしたい。トレーニングも進化する。いろんな人の話を聞いたりして学んでいけたら」。鉄人との合体が実現すれば、全試合出場という来季の目標が近づくはずだ。【大池和幸】