ソフトバンク15年ドラフト1位の高橋純平投手(19)は、プロ2年目での1軍デビュー、そして初勝利を目指す。16年は2軍で7試合に登板。2勝1敗、防御率2・22の成績を残したが、1軍には昇格できず。「(17年は)1軍で投げたい」と、春季キャンプA組、そして開幕1軍を目標に、オフの間もトレーニングに励んでいる。

 高校時代に左足を痛めていた影響もあり、プロ1年目は別メニューでのスタートとなったが、5月に実戦デビュー。フレッシュ球宴では自己最速を2キロ更新する154キロをマークした。後半戦では2軍の先発ローテにも定着した。

 秋季キャンプでは制球力を高めるために、踏み出した左足がインステップしないよう、フォームを矯正。プレートを踏む位置も一塁側から三塁側へと変え「いいボールがいくようになった。いい感じで投げられている」と、手応えを口にする。

 佐藤投手コーチも「球も速いし、バランスもいい。何も言うことはない。このままなら先発でいけるよ」と期待を寄せる。大型ルーキー、創価大の田中正義投手(22)に注目が集まるが、15年ドラフト1位高橋も負けてはいない。【ソフトバンク担当=福岡吉央】