昨季10勝を挙げた阪神岩貞が、能見流調整を継続する。今日12日に能見との沖縄自主トレに出発。約2週間の日程で2月1日のキャンプインに向けて準備を進める。この日も鳴尾浜で入念な筋力トレーニングを実施。「能見塾」参加2年目となる左腕は「能見さんが(1月の自主トレから)打撃投手をして肩を作っている。同じようにやったらいい感じでキャンプに入れた。今年もそれをしたい」と、打者相手にボールを投げて肩を作るつもりだ。

 2年連続の2桁勝利を目指す左腕は貪欲だ。能見から学びたいことについて「対戦していく上での細かい技術というのは自分で考えないといけないけど、継続して結果を残す秘訣(ひけつ)」。昨季は巨人に4戦3勝と奮闘も、優勝した広島は6試合で0勝4敗、防御率4・59と苦手にした。春先に白星を重ねるも夏場に失速。1年間、戦う難しさも知った。今季は先発ローテの一角として計算される立場。師匠から教えを受けてさらなる飛躍を目指す。