阪神の新キャプテンを務める福留孝介外野手(39)が、嫌われ役覚悟の所信表明をした。キャンプインに向け、「若い選手が多いし、マンネリ化しないようにメリハリをつけてほしい。気がつけば言っていく」と強い口調で言った。
メジャーにも挑戦し、昨年日米通算2000安打も達成したチーム最年長。人並み外れた経験値は福留ならではの財産だ。嫌なことも言い、若虎の成長を促すことも使命と感じている。「せっかくここにきたんだから有意義にやりたい」。
1月31日は、7月17日からの広島3連戦と同25日からのDeNA3連戦(いずれも甲子園)で開催する「ウル虎の夏2017」で着用する特別ユニホームの発表会に出席。昨年の「ウル虎の夏」では史上最年長サイクル安打を達成した縁起物戦闘服の復活で、左胸の「Cマーク」も初披露した。Cマークの感想を問われ「今言われて気付いた」とおどけたが、“虎のウルトラ主将”に期待は高まる。
前日は那覇空港の滑走路閉鎖の影響で、宿舎入りに約11時間に及ぶ移動を強いられた。だがその問いかけは苦笑いでさえぎり、体調への影響なしをアピールした。「けがをしないように細心の注意を払いながら状態を上げていきたい」。頼もしい新主将がキャンプをけん引する。【梶本長之】
◆福留の16年ウル虎の夏でのサイクル安打 7月30日の中日戦(甲子園)。ウル虎の夏ユニホームに身を包んだ福留は、先発吉見から2回先頭で右越え本塁打。4回に中前打、5回には右翼へ三塁打と王手をかけた。6回2死満塁で、2番手山井から左二塁打を放ちサイクル安打を記録した。中日時代の03年6月8日広島戦以来、自身2度目で、2球団での記録はプロ野球初。39歳3カ月での達成は、史上最年長となった。福留は5打点を挙げ、阪神は8-2と快勝。お立ち台では「自分のことよりも、チームが勝ってよかった」とベテランらしく締めた。



