阪神のドラフト2位小野泰己投手(22=富士大)【心=◎、技=○、体=△】

 12日、初のフリー打撃登板。新外国人エリック・キャンベル内野手(29=メッツ)に対して35球を投じ、安打性の打球をわずか3本に抑え込んだ。

 心 キャンプ序盤から先輩たちに影響されることなく全力投球を封印。ブルペンでは5割程度の力で投球練習を繰り返した。中盤からはギアを上げ、フリー打撃にしっかりと合わせた。

 技 外角の直球がナチュラルにスライダーする「真っスラ」が特徴。「右には逃げるし、左には食い込むので1つの武器として使っていければいいと思う」。新たな武器として、今後も使っていく考えだ。

 体 体は正直、細い印象だ。キャンプでは川藤幸三OB会長(67)からダメ出しされた。ランチタイムにカレー1杯を上品に食べている姿に「メシの食い方が悪い!」とどやされた。下半身がどっしりしてくれば、楽しみだ。【阪神担当=桝井聡】