西武多和田真三郎投手(23)が初の春季1軍キャンプを“完走”した。高知・春野での2次キャンプは4日目が終わり、残すは25、26日の楽天との練習試合2連戦、27日のキャンプ打ち上げを残すのみとなった。ほぼ全日程を終えた多和田は「身体がきついっす。どこかって言えば、全身ですね」と苦笑いしつつ、充実感をにじませた。

 プロ初年度の昨季は、学生時代からの右肩痛の影響もあって、5月中旬にようやく出場選手登録と出遅れた。岸が楽天に移籍した投手陣にあって、今季は「右のエース」として期待される。その自覚もあり「シーズンを通して活躍したい」と、しっかりと開幕を見据えて調整してきた。

 26日には楽天戦で、今季初の対外試合も迎える。キャンプの疲れもあり、ベストコンディションではないが、それも長いシーズンを投げ抜くことを見据えたシミュレーションになる。