広島が9回に巨人守護神カミネロを攻略し、逆転。勢いに乗ると、打者一巡の猛攻で7点を奪った。

 代打松山竜平外野手(31)がひと振りで流れを変えた。初球だ。低め真っすぐを捉えた打球は右翼席へ一直線。今季初安打が同点弾となり、三塁ベンチはお祭り騒ぎとなった。四球とカミネロの失策で二、三塁とすると、丸佳浩外野手(28)が右前適時打で2点を勝ち越し。さらに鈴木誠也外野手(22)、安部友裕内野手(27)も続いた。

 トドメは途中出場の石原慶幸捕手(37)。巨人池田の代わりばなを捉え、左翼席に突き刺した。自身2年ぶりの1発が試合を決めた。広島は4月負けなしの10連勝。2年連続2桁連勝は球団初だ。