史上まれに見る逆転負け。コンディション不良で欠場した菊池の存在の大きさが際立つ。二塁の西川は守備でミス。2番の安部も「いかに菊池が自分を殺してチーム打撃をしているかが分かった」と言った。それでも全員野球が広島の武器に変わりはない。「明日も試合がある」と緒方監督。流れを変える試合をつくりたい。12失点を糧に出来るか。今日7日、底力が試される。【池本泰尚】

 ▼広島は9-0から逆転負け。広島の9点差逆転負けは95年7月30日中日戦以来2度目となり、9点差以上の逆転負けを2度記録したのはオリックス(62、03年)に次いで2チーム目だ。広島は4月8日から守っていた首位の座から転落。9点差以上の逆転負けを喫したチームがその年に優勝した例は過去にないが、広島は?