ソフトバンクが1点差で逃げ切って、オリックスのエース金子に今季初黒星をつけた。先発の千賀滉大投手(24)が、8回まで毎回の13奪三振の好投で、ハーラートップタイの5勝目を挙げた。

 工藤公康監督(54)も「千賀が良かった。立ち上がりをしっかりきめてチーム全体がスムーズにゲームに入って行けた」と頼れる右腕を称賛した。「最後は球数以上に疲労していた部分もあっただろうし」とサファテにリレーしての逃げ切りだった。「この3連戦の最初に勝つのと負けるのとでは全然違うからね」。工藤監督も最後までご機嫌だった。首位楽天が敗れたため、2・5ゲーム差に詰め寄った。