中日小笠原慎之介投手(19)は5回3失点で先発復帰を勝利で飾れなかった。

 4回、2死満塁から倉本に中前にはじき返され、2点を先制された。5回には筒香にソロを浴びた。代打を出された5回の攻撃も1点どまり。逆転には至らず、ナゴヤドーム初勝利は次回以降に持ち越された。

 「立ち上がりからボールが全体的に高く、修正できませんでした。それが4回、5回の失点につながってしまいました」と反省した。

 序盤から勢いのある直球で押し込んだ。最速は147キロ。ただ微妙な制球が定まらず、球数が増えていった。5回で104球を数えた。

 15年ドラフト1位左腕は1年目の途中から先発ローテに定着し、2勝を挙げた。昨年10月の秋季練習中に左肘に張りを訴え、同11月に左肘の遊離軟骨を除去する手術を受けた。6日の巨人戦で中継ぎとして今季初登板していた。