阪神藤浪はお得意様DeNAを相手に完全復調を狙う。前回4日ヤクルト戦は8回途中1失点ながら7四球。DeNA戦8連勝中の好相性を買われ、中8日で13日先発に向かう。この日は横浜スタジアムでブルペン投球。「このボールを投げて、この感触だから結果が出る、という投球をしたい。できるだけ長いイニングを、とはいつも思っています」と気合十分だ。

 登板間隔の空きを利用し、今回も3度ブルペンに入った。「フォームのバランスやタイミングを確認しました」。準備に抜かりはない。4月13日の敵地DeNA戦では8回1失点。「あの時も自分の納得いく投球ができたわけではない」。同じ舞台でさらなる快投を目指す。DeNA戦9連勝を期待されるが、「どうでもいいです」とサラリ。一番ほしいのはチームの勝利、そして確かな手応えだ。

 ▼阪神藤浪は15年6月から対DeNA戦に8連勝中。阪神投手の対DeNA戦連勝記録は、梶岡が51年から53年にかけて記録した11連勝が最高。次いで小山(54~56年)、中田良(81~90年)の10連勝。阪神投手の主なカード別連勝では、村山が対広島戦でマークした12連勝(65~67年)などがある。藤浪はどこまで迫れるか。