広島野村祐輔投手(27)が7回5安打1失点(自責0)の好投で3勝目を挙げた。

 1回は2死満塁を招いた。12年のオープン戦以来となった尾道での登板に「少し探りながら投げた部分もありました」と慎重な立ち上がり。ピンチを切り抜けると、その後はリズムに乗った。味方の失策で先頭の出塁を許した5回に1点先制されるも、後続を断った。最少失点に切り抜けたことでその裏、味方が逆転。7回までDeNAに反撃体勢をつくらせなかった。

 地方球場4連勝でDeNA戦は14年8月19日以来、1001日ぶり勝利にも「5回に失点した後を抑えたところと、味方が点を取ってくれた後を抑えられたので流れを作ることが出来ました」と冷静に振り返った。開幕から安定した投球を続け、防御率は1・91となった。