日本ハム近藤健介捕手(23)が「あっぱれ」な記録で偉大なOBに並んだ。7回に右前打を放ち、3打数1安打2四球で打率4割7厘。開幕から46試合目で4割の大台維持は、74年張本勲氏に並ぶ球団史上最長記録。「(打率は)いつかは落ちてくると思っているので、1日1本いいところで打つということは心掛けている」。その姿勢が実った。

 近藤が46試合出場して打率4割7厘。2リーグ制後、打率4割を維持した記録は89年クロマティ(巨人)の96試合が最長で、46試合以上は12人目。日本ハムでは日拓時代の73年張本に並び球団最長となった。46試合以上維持した過去11人のうち8人が首位打者を獲得し、タイトルを逃したのは故障で規定打席不足の13年ルナ(中日)を含め3人だけ。46試合時に打率4割6厘(155打数63安打)の73年張本は、残り試合が286打数80安打の打率2割8分。最終打率は3割2分4厘で首位打者を逃したが、近藤はどうか。