中日松坂大輔投手(37)が今季限りで現役を引退する巨人杉内に感謝の気持ちを表した。12日に甲子園で取材に応じた。

「高校時代に甲子園で対戦してから、ずっと強く意識してきた仲間。自分の中で最高のライバルという意識を持っている。杉内の投げている姿、フォームが好きだった。野球に対する考え方も好きだった。同じ時代に杉内俊哉といういい投手がいたから、僕もがんばってこれた」と語った。

杉内の引退会見前に電話で話したことも明かした。「ありがとう。お疲れさまでした。僕はもう少しがんばるよ」と伝えたという。「あと5年は投げてくれ」と杉内から託された。同世代の仲間が1人、また1人と現役を引退していく。松坂は「少しでも長く投げられるように、がんばりたい」と力強い言葉で締めた。