日本プロ野球選手会(新井貴浩会長=阪神)は27日、選手会加入選手の年俸調査結果(出来高払い分は除く)を発表し、支配下選手738人の平均年俸は前年より162万円増の3793万円で、厳しい経済情勢の中でも平均年俸は2年連続で増加した。

 球団別では阪神が5794万円で1988年(80-87年は推定年俸)の調査開始以来初のトップとなった。14年連続で1位だった巨人は上原浩治投手が米大リーグ移籍で抜けるなどして4676万円となり3位。2位は5273万円でソフトバンク、最下位の広島は2298万円だった。

 開幕1軍選手の球団別平均年俸も、阪神が1億176万円でトップ。2位はソフトバンクの9200万円、3位は巨人で8278万円。最下位は広島の4027万円だった。セの平均は6947万円で、パが6440万円。両リーグの差は昨年の2806万円から507万円に縮まり、過去最少となった。

 球団別の年俸総額も阪神が巨人に代わり35億3410万円で1位となり、巨人は26億6506万円で5位に転落。2位はソフトバンクの32億6940万円。昨年日本一の西武は22億8840万円で6位。最少は広島は14億2460万円だった。

 年俸1億円以上の選手はセが38人、パが33人。球団別では阪神が11人で最多だった。

 [2009年4月27日18時15分]ソーシャルブックマーク