楽天は25日、東日本大震災の被害を受けた仙台市の本拠地球場、日本製紙クリネックススタジアム宮城内に、地震計を設置した。楽天は29日に、震災後初めての同球場での試合となるオリックス戦を主催する。

 地震計は新幹線の安全管理などに導入されているのと同様のもので、球場の1階と5階の2カ所に設置された。球団は大規模な余震が起こる可能性を警戒。早期の震度測定を観客、選手らの安全確保に生かす考え。

 楽天球団の井上智治オーナー代行は「状況に応じてどういうふうに(観客を)誘導するのか細かく決めている」と安全策について説明した。