<オリックス2-6西武>◇30日◇京セラドーム大阪

 西武菊池雄星投手(20)が、2度目の先発登板。5回0/3を投げ、2安打2失点でプロ初勝利を挙げた。ヒーローインタビューでは「支えてくれた皆さんに恩返しができたかなと思う」と話した。<6回裏>

 大引に3-2からこの日初めてとなる四球。すかさず小野投手コーチがマウンドに。疲れの影響か5回からボールが多くなっている。制球が定まらずに続く坂口にもストレートの四球を与えると、渡辺監督が交代を告げた。雄星は、5回0/3を投げ、2安打2失点でマウンドを降りた。2番手は、岡本。<5回裏>

 西武は2死からブラウンの適時打で5-0。打線もがっちりと雄星をサポートする。ヘスマンは3-2から2球ファウルの後に三直。高めの直球を痛打されたが、中村が横っ飛びで好捕!銀仁朗のサインに首を振る余裕もでてきた。荒金は内角直球にやや詰まり左飛。第1打席に安打を打たれたバルディリスとは相性が悪かった。やや外側の直球を強振され、左翼スタンドにソロ本塁打。続く斉藤には対しては、直球で押して見逃しの三振。本塁打は打たれたが、5-1とリードし、勝利投手の権利を手にした。<4回裏>

 西武は浅村の適時打で4-0とリードを広げる。雄星は、水分を補給してからマウンドへ向かった。田口は外角の変化球で二ゴロ。後藤はいい当たりの左直。浅村が好捕した。T岡田と2度目の対決は、二飛。岡田への3球目にこの日最速となる145キロをマーク。3-1から変化球を2球続けて、打ち取った。4回を終えて、61球。無四球で1安打で2奪三振!投球間隔が短く、雄星のリズムで投げている。<3回裏>

 西武は4番中村のソロ本塁打で1点を追加し、3-0とリード。7番バルディリスには3-2と粘られ中前打を許す。8番鈴木は二飛。9番大引は内角直球に完全に詰まる一飛。坂口は鋭いカーブで三振。直球は140キロ程度だが、変化球の制球がいいゾ!<2回裏>

 4番T岡田は0-1から内角高めの直球で詰まった中飛。5番ヘスマンは3-0とボールが先行したが、上手くカウントを取ってから高めの直球で中飛。6番荒金は2-2と追い込んでからスライダーで三振。この回も3者凡退。小走りでマウンドから駆け下りた。<1回裏>

 西武は、2点を先制。雄星は赤いグラブでゆっくりと投球練習。1番坂口は2-2からの内角へのカーブでニゴロ。2番田口は外角直球で三ゴロ。3番後藤は内角カーブで三ゴロと内野ゴロ3つ。テンポのいい投球で1回を無失点。素晴らしい立ち上がりだ!