<巨人5-2横浜>◇22日◇東京ドーム

 巨人長野久義外野手(27)が、劇的な幕切れを飾った。首位打者のタイトルを阪神マートンと争う長野はベンチスタートだったが、1-2で迎えた9回無死満塁で代打で登場。横浜の守護神・山口の外角直球を強振し、右中間スタンドへ放り込んだ。巨人の代打逆転サヨナラ満塁弾は、71年の広野功以来40年ぶり3人目。お立ち台で長野は「いや~、良かったです。あの場面で使ってもらって、何とかしようと思って打席に入ったけど、メチャクチャ足が震えてました」と、興奮気味に振り返った。打率は1厘上げて3割1分6厘とし、今季を終えた。