ドラフト1位新人の広島野村祐輔投手(22=明大)がブルペンで初めて捕手を座らせた。28球、依然直球のみだが、次々と低めに決めた。前田健も見詰める中、持ち前の制球力の片りんを見せ「指の掛かり具合は悪くなかった。体の状態もいい」と満足そうだった。

 次のブルペン入りはチームが練習試合を行う11日。「(報道陣が)誰もいないから、ばんばん投げちゃおうかな」と冗談めかす表情にも調整の順調さがうかがえた。