＜ＤｅＮＡ１－３阪神＞◇１１日◇横浜

　阪神先発の能見篤史投手（３２）が８回途中まで１失点の力投で、４月１３日中日戦（甲子園）以来、約１カ月ぶりの今季３勝目をマークした。２回には２死から一、三塁のピンチを招いたが、筒香をスライダーで一ゴロに料理。この日は直球が１４０キロ台後半を計測し、走者を出しても粘る投球を見せた。打っても２回に左翼線へ適時打を放ち、貴重な追加点を挙げた。「最近、ふがいない投球が続いていた。藤井さんにも僕のいいところを引き出してもらえた。（自身３連敗中だったが）あまり何も考えず、腕を振ることだけ考えていた」と話した。