<阪神2-1ロッテ>◇31日◇甲子園

 阪神のジェイソン・スタンリッジ投手(33)は、7回までで実に6回先頭打者に出塁を許したが、持ち前の粘りの投球で7回1失点。サヨナラ勝ちにつなげる投球を見せた。

 この日最大のピンチは7回。先頭の里崎に安打を許すと、犠打を試みた藤岡に死球を与えピンチを広げた。さらに四球などで2死満塁とされ、打席には前の打席で右前打を放っている4番サブロー。スタンリッジはこの日一番の速球で、一ゴロに打ち取りこの危機を乗り越えた。「自分で自分のピンチを何とか切り抜けられて良かった」。勝ちこそ付かなかったが、チームの勝利に満足していた。