<ソフトバンク1-1日本ハム>◇31日◇福岡ヤフードーム

 日本ハム鶴岡慎也捕手(31)が、緊迫した投手戦で貴重な先制打を放った。両チーム無得点で迎えた7回2死一、二塁で、左翼線へ適時二塁打。直前の6回に1死三塁のチャンスをスクイズ失敗で逃していた嫌なムードを、一振りで一掃した。鶴岡は「来た球は全部打ってやろうと集中していました。飛んだところも良かった」と、会心の仕事を振り返っていた。

 先発の吉川が6回まで毎回三振を奪い、三塁を踏ませぬ力投を披露。リードでも引っ張る女房役が、12勝目を狙う左腕に貴重な1点をプレゼントした。