<DeNA4-7中日>◇23日◇横浜

 9回でDeNAを振り切ったが、中日高木守道監督(72)は怒り心頭だった。

 開口一番「何でもええよ、勝ちゃあ。それ以上言うことはない!」と不機嫌な登場。井手球団代表とすれ違っても、「握手する元気もない。アホらしくて」と怒りの守道節を連発した。

 ミス連発で敗れた前日も「何が広島や!」と3位を目指す姿ではないと激怒したが、よほど腹に据えかねるプレーがあったのか。それは1点リードの7回、武藤が先頭打者に与えた四球?

 その後、クラークのバント処理エラーも重なり同点になったこと?

 だが追いすがる報道陣に「着いて来たって何もない!

 選手に聞いてくれ!」と、けんもほろろ。とうとう怒りの理由は明かさず、笑顔のナインとは対照的に、1人怖い顔でバスに乗り込んだ。

 せめて、プロ初本塁打&初打点&初猛打賞で勝ちに貢献した岩崎恭平内野手(27)ぐらいホメてあげては…。