広島からFA移籍の巨人大竹寛投手(30)が広島風で最終調整した。本拠地東京ドームでの初陣登板となる3月1日のオープン戦ヤクルト戦に向けて2月28日、ジャイアンツ球場で調整した。

 内海とのキャッチボールを終えると斎藤投手コーチに「タッチ&フィールドをお願いします」と頭を下げた。聞き慣れないメニューは、傾斜のないグラウンドで相手に座ってもらっての投球練習だった。同コーチを相手に変化球を交えながら15球ほどの投げ込みを行った。「マーティー(ブラウン監督)が導入しました。当時はブルペンで球数制限があり、米国ではこういう肩の作り方もあるということだったので。マエケン(前田健)もやっているし、黒田さん(ヤンキース)に聞いても同じことをしていると言われました」と説明。新天地でもスタイルを崩さなかった。