左肘の張りを訴えていた中日守護神の岩瀬仁紀投手(39)が9日、出場選手登録を抹消された。

 8日の練習でキャッチボールを再開し、70メートルまで距離を伸ばした。だが6日の広島戦(ナゴヤドーム)で登板中に痛めた左肘の状態は好転しなかったようだ。岩瀬の抹消は今季初めて。谷繁元信兼任監督(43)は「これ以上、違和感が強くなるのがいやで、今日(本人から)外れますと言ってきた。(復帰まで)そう長くかからないと思うんだけど」と心配そうに話した。今季は国内初の400セーブを達成するなど、34試合で1勝2敗20セーブ、防御率3・52だった。代わって不振で2軍落ちしていたダニエル・カブレラ投手(33)が6月9日以来2カ月ぶりに昇格した。