日本ハム稲葉篤紀内野手(42)が2日、今季限りでの現役引退を表明した。楽天戦前の正午から札幌ドームで引退会見を開いた。

 前日1日までのプロ20年間の通算成績は2192試合出場、7548打数2162安打、打率2割8分6厘。259本塁打、1046打点。小林浩オーナー(67)は球団を通じて以下のコメントを発表した。

 「ファイターズがファンの皆様、北海道の皆様にとって身近な存在になりえた最大の功労者の1人です。熟慮の上で決断されたことですので、敬意を持って受け入れたいと思います。キャンプや試合前の練習ではいつも大粒の汗が滴り落ちているのが印象的で、『努力は嘘をつかない』とは稲葉選手の野球人生を言い表すものと思ってまいりました。稲葉選手の全力疾走をこれからのファイターズを背負う選手たちが受け継ぎ、戦うスピリットが継承されていくことを切に願います」