ヤクルト村中恭兵投手(27)が5日、都内の球団事務所で契約更改交渉を行い、1300万円減の年俸4000万円でサインした。

 今季は4月に腰痛で離脱するなど負傷に泣き、登板はわずか7試合(2勝2敗、防御率3・79)。減額制限いっぱいの25%ダウンとなった。「ケガも含めて試合数も投げていないので、しょうがないと思います。成績も大事ですが、ケガで抜けるとチーム、期待してくれている人に迷惑をかけてしまう。まず、そういうところをなくさないと」と話した。

 痛めた腰への負担軽減のため、負傷後から減量に着手。食事の量は減らさず、運動量を増やして約4キロを落とし、現在は86キロまで絞り込んだ。10年目を迎える来季に向け、「1年間1軍で投げることが、まず目標です。そうなれば少しはチームに貢献が出来ている。そして、やっぱり優勝したい。来年は(今までで)1番いい年にしたい」と、巻き返しを誓っていた。(金額は推定)