広島の合同自主トレが行われた15日、2年目の九里亜蓮投手(23)がブルペン入りした。捕手を立たせて30球。新人で投球練習を制限されていた昨年とは異なり、今年は継続的にブルペン入りして肩を作っていく。

 今オフは体幹トレーニングを中心に鍛えてきた。1月に入り、徐々に技術練習に移行。この日、今年5度目のブルペン入りだった。「秋にしっかり投げていたので、指先の感覚は残っている。真っすぐをもっと強くしたい」。全体練習最初の休みとなる18日まで休まずにブルペン入りするつもりだ。

 「まずは開幕ローテに入れるように。厳しい争いが待っていますが、つかめるようにアピールしたい」。黒田の復帰により、さらに競争が激しくなる先発争い。キャンプインまで、投げて、投げて、先発争いレースに加わる。